合格者インタビュー
松井鈴さん

E判定からの合格
あきらめない力
山形大学
医学部 看護学科 合格
得意な科目:生物・地理
苦手な科目:数学・英語
将来の夢:
産業保健師になり、働く人に働きやすい環境を提供する事
1日の平均勉強時間:
部活動引退前:約1~2時間
部活動引退後:
平日:約4時間
休日:約8時間
受験を1文字で表すと:辛
高校時代に夢中になったこと:
部活動
合格を確認した瞬間の気持ち:
全く自信がなかった為、嬉しさより驚きの方が強かったです。

松井さん、山形大学合格おめでとう!
ありがとうございます!


E判定からの合格、すごいですね!
私もそう思います(笑)。


では、インタビューを始めますね。 松井さんは受験舎に中学生の頃から通ってくれているので、まずは受験舎の中学部について質問しますね。
いつ入塾しましたか?
中学2年生冬期講習からです。


きっかけは?
周りの人より理解するスピードが遅いと感じ、また、テストの順位が落ちたからです。


中学部の最初の印象はどうだった?
鈴木先生のインパクトが1番ありました。教室に入ってすぐに鈴木先生の目の前の席に座るように言われて、最初は話すたびビクビクしていましたが、最終的に高校受験で本当にお世話になりました。


通い始めて、印象は変わった?
入塾する前の私は塾といえば、堅苦しくて音を少したてたら視線を集めるようなイメージでしたが、受験舎はアットホームでいい意味で賑やかだなと思っていました 。その為、先生に質問しやすい・話しかけやすいと感じていました。


通い始めてから勉強面も変わったかな?
勉強の定着がすごく深まり、記憶に残るようになりました。先生方は質問している内容に答えるだけではなく、新たな知識を付け加えたり、内容を少し遡り復習をしてくれたりと記憶に残りやすい授業をしてもらいました。


それはなによりです。
通う前と通い始めてから勉強時間は変わった?
通う前は1日の勉強時間にばらつきがあり勉強しない日もありましたが、入塾してから勉強が習慣化しました。


受験期の勉強時間は一日どのくらいだったかな?
部活動を引退してから平日塾の自習スペースで最低3時間毎日勉強するようにしていました。


中学部で印象に残っていることはある?
鈴木先生に面接と作文と理科社会の勉強を数学の授業時間外に指導していただいた事です。私は特色選抜の入試だった為、鈴木先生に返答内容や面接練習を見ていただきました。また、下野模試で点数が伸び悩んだ理科と社会を口頭試問方式で指導していただき、全教科の対策をすることができました。

受験舎 高校部

高校部にはいつから通い始めましたか?
中学部からそのまま高校部に入塾しました。


なんで高校部に入塾しようと思ったの?
高校の勉強を1人でして、周りの人についていく自信がなく、不安だったからです。英語科の山田先生は中学部の時からお世話になっていて良い雰囲気だなと感じ、高校部に入塾しました。


高校部の最初の印象はどうだった?
制服を着て勉強している先輩を見て、とてもかっこいいなと思っていました。また、赤本が棚にずらっと並んでいて凄くワクワクしました。


通い始めて、印象は変わったかな?また、中学部との違いはあった?
通い始めて、中学部と変わらずアットホームな空間だなと改めて感じました。先生方も優しく、授業を受けることにも抵抗を感じることなく楽しかった印象です。


それはなによりです。
高校に通い始めてからで勉強時間、やり方など変化があったかな?
高校の部活動が遅くまであった事で、勉強を始める時間が遅くなったり、勉強時間のばらつきが戻ってしまったりと大変でしたが、忙しかったら単語を10個覚えるなどして勉強時間がゼロの日を作らないように努力しました。


なるほど、コツコツ続けたんだね。
では、次に各受講教科のことについて質問しますね。
いつから数学を受講したのかな?
数学は中学生の時から苦手意識があった為、始めから受講していました。


塾で数学を受けて、どんなことが役に立った?
私立大学の看護学部の多くは、数学I・Aを課す為、数学I・Aを中心に勉強しました。私立大学の受験では強みになりました。共通テスト前には 数学II・B・Cの教材も取り組みました。私の勉強スピードや習熟度に合わせて勉強を進めることができ良かったです。


では、次に英語はどうですか?
英語も中学生の時から苦手意識があった為、始めから受講していました。高校1年生・2年生は学校の授業の予習と復習をメインに行いました。より理解が深まったと思います。夏から 共通テストを意識して勉強を始め、私の習熟度や志望校に合わせて、繰り返し解いたり、過去問の解き直しをしたり、私に合った勉強が出来ました。


最後に、化学は?
山形大学は化学基礎を利用できる事を知り共通テストで点数源にしたいと思い、高校3年生の夏期講習から受講しました。本番までの半年間で基礎から始め共通テストレベルまで上げることができました。冬期講習前の模試では50点満点中30点ほどでしたが、冬期講習の終わりには40点を安定して取れるようになり本番で41点を取ることができました。


その他で印象に残っていることはありますか?
高校部に入り、中学部の先生と離れる事が少し寂しく感じていましたが、高校部に上がっても加納先生を始め中学部の先生と関わりが続いて勉強が出来た事がとても嬉しかったです。


合格の報告をしてくれた時、中学部の先生もとても喜んでいたので、そんなことを言ってくれるとは、中学部の先生もとてもうれしいと思いますよ。
では、中学部の頃から、受験舎に長く通ってくれた松井さんにとって、受験舎の良さは何ですか?
明るい環境とアットホームな雰囲気が受験舎の魅力だと思います。私は堅苦しくてピリついた環境が少し苦手だったので、受験舎の明るくて話しやすい環境がとても居心地が良かったです。また、アットホームな雰囲気と優しい先生のお陰で授業を受けることが楽しかったです。嬉しいことは一緒に喜んでもらい、努力したことは結果に出なくても褒めて励ましてもらいました。それらが授業の楽しさに繋がったと思います。

入試

受験を意識し始めたのはいつからかな?また、そこから勉強量や内容は変わりましたか?
山形大学を目指し始めたのは高校2年生の終わりです。きっかけは、周りの友達のほとんどが国公立大学を第一志望にしていたからです。
実は、高校1年生の頃勉強が本当に出来なくて、担任の先生との面談で「松井は国立無理だから、私立を志望しろ」と念を押されて、志望校選びでも国公立は目に入っていませんでした。しかし、高校2年生になって新しい担任の先生に「地理や国語の点数が少しずつ上がっているから、国公立も視野に入れたら?」と言われ、友達も国公立の勉強を一緒にしようと誘ってくれて、勉強する科目を増やし、朝早く起きて1時間勉強するようになりました。


受験する大学はどのように決めたの?
国公立大学に絞って考えた時に、4年間で看護師と保健師の資格を両方取れる大学を調べました。そして、実習をしやすいように付属の病院がキャンパスに近い大学を調べて決めました。


なるほど、きちんと先のことを考えて決めたんだね。
受験期はどこで勉強することが多かった?
学校に行く前に家で1時間勉強していました。放課後は、学校に少し残って参考書が重い・多い科目、国語や地理をして置き勉していました。帰ったら、22時まで塾の自習スペースで苦手科目の勉強をして帰宅後は得意科目の勉強をしていました。休日も、家と学校、塾を行き来していました。


勉強する場所を一か所に固定しなかったんだね。それはなぜ?
ポイントは色んな所に移動して勉強する事です。同じ所で座って勉強し続けると集中が切れたり眠くなったりしてしまう為、場所を変えてリセットするようにしました。家の中から動けない場合は、階段を上り下りして暗唱していました。体を動かす事で、集中を続けるようにしました。


なるほど。それが松井さんにとって勉強時間を多く確保するコツだったんだね。
では、各教科について、役に立った教材や、学習方法はありますか?
基本的に学校で配られた教材を使っていました。新たに参考書を買う事はあまりありませんでした。赤本も学校から借りていました。その代わり、何周も同じ教材を解いたり、参考書を読み込んだりしました。特に、山形大学の2次試験は英語のみで50字程度の英作文があった為、試験のギリギリまで文法書vintageを暗記するつもりで頭に入れるようにしていました。クラスメイトが秋口から新しい単語帳や参考書を開いている姿をよく見て焦っていましたが、受験が終わって私に合った勉強法を続けて良かったと思っています。


なるほど。勉強する場所も教材も、自分にあったものが何かを考え、それをきちんと実行し続けることが松井さんの合格の秘訣かも知れないね。
受験で一番大変だったことはなんですか?
受験勉強が周りの人と比べて遅くなってしまった事です。インターハイに出場する機会をいただき、七月下旬まで部活動を続けていました。高校生全員ができる経験ではないので、その時は出場できる事がとても嬉しく、勉強に力を全く入れていませんでした。だけど、部活動を引退して急に焦りが出てきました。みんなが得点源としていて当たり前に解ける問題が3年生の夏に全く出来ない状態でした。学校の先生も簡単だからと解説から外している問題が出来なかった時、毎回焦っていました。「やっぱり、自分には国公立大は無理か」と思う事もよくありました。


でもそれを乗り越えて合格したよね。どうやって乗り越えたの?
分からない事は全部聞くようにしていました。友達や私の成績状況をよく理解している先生に基礎でも分からなければ、全部聞いて、すぐにもう一度解くようにしていました。なぜ基礎が出来ていないのかと思った時、1年生から模試や試験の解き直しを疎かにしていたからだと気が付きました。そこで、3年生の夏に部屋から模試や定期テストを引っ張り出して間違えた問題を片っ端から解いていきました。全て解く事はとても時間がかかり、大変でしたが、点数として結果が少しずつ伸びました。また、友達や先生は良い人ばかりで私が落ちこんでいた時、励ましてもらいました。人と話さず1人で集中して勉強する事も良い勉強方法だと思いますが、人と話しながら勉強する事も勉強を長期間、長時間続ける上で私にとって必要だと思いました。


なるほど。また新しい勉強法だね。自分の悪いところから目をそらさずに、そこから改善するためによく考えて行動するところ、そしてそれをコツコツ続けられるところが素晴らしいですね。
山形大学の模試の判定は、DとEだったよね。報告に来てくれた時はなんで受かったんだろう??と不思議がっていたけど、今、分析してみると、なぜそこから合格できたと思う?これがよかったのかなと思うようなことはありますか?
いまだに受かった事は奇跡だと思っています。だけど、過去問を今まで解いてきた中で、本番が1番スラスラ英語の長文を読めたのかなと思っています。そして、直前まで英作文対策をした為、英作文もミスがないとは思いませんが、減点は少ないと思う文が書けたと思いました。

これからの受験生へ

受験科目(【共通テスト】、【二次】英語・面接)に関して、どのような対策をすべきだと思いますか?受験本番の注意点、アドバイスはある?
私の場合は、苦手科目と得意科目の点数の差が大きかった為、共通テストでは得意科目を点数源として、苦手科目で足を引っ張らないようにしました。だけど、全ての科目を満遍なく取る事が1番得点が取れる方法だと思います。コツコツと全教科の勉強を長期的に進める事をお勧めします。
2次試験の筆記は英語のみだった為、共通テスト後から試験までの約1ヶ月はほぼ英語の勉強をしていました。私立は2校受けました。11月と共通テスト後すぐの試験だった為、約1ヶ月を2次試験に費やす事が出来ました。英作文が1番配点が高い為、作文でどれだけ減点されないようにするかを考えて書きました。本番に書いた英作文はとても簡単な文法を使ったものでしたが、反対に文法ミスが少なく書けたと思います。英作文はかっこいい事を書く必要はなく、どれだけ間違いをなくすかがポイントだと思います。そして、試験始まってすぐは緊張で英文がスラスラ読めないと思うので、緊張が解れるまで和訳をする事をお勧めします。面接は、たくさん練習をすると自信がつきます。自分が1番伝えたい事や強みをすぐに話せるようにすると予想外の質問をされてもそれらの答えを中心に頭に返答の内容を組み立てられるようになります。
最後に、受験は何が起こるかは分かりません。E判定は、合格率が0%ではない事を1番伝えたいです。最後まで諦めないで頑張る事が、辛いけど1番の受験勉強の方法だと思います。皆さんが、志望大学・縁がある大学に合格する事を願っています。


貴重なアドバイス、ありがとうございました!
よく考え、必要なことをコツコツ続けて努力していける姿勢は素晴らしい才能だと思います。これからも変わらず頑張ってください!松井さんが夢を実現できるよう、応援しています!
本日はありがとうございました。