合格者インタビュー
N・Nくん

慶應大学SFCの合格とともに受験舎で得たもの
慶應大学 総合政策学部 合格
慶應大学 環境情報学部 合格
得意な科目:小論文
苦手な科目:特になし
将来の夢:未定
1日の平均勉強時間:
月〜土:6時間程度
日:ほぼ0時間
※講習期間は1日9時間程度
受験を1文字で表すと:忍
高校時代に夢中になったこと:
ゲーム配信
合格を確認した瞬間の気持ち:
安堵

Nくん、第一志望の慶應大学SFC合格、おめでとうございます!
ありがとうございます!


ずっと行きたいって言っていたので本当に良かったです。今日は慶應に向けての勉強のことなど、いろいろお聞きしたいと思います。
まず、受験舎をどのようにして知りましたか?
インターネットで個別指導の塾を探していて、見つけました。


受験舎を選んだ理由は?
自分の場合、高2の11月時点で中学範囲の学習すら定着していない状況だったので、集団の塾でカリキュラムに従って勉強するのはまず不可能だなと思い、個別指導の塾を探していました。他の塾の体験授業も受けたのですが、基礎から丁寧に教えてくださったのは受験舎だけだったので、入塾を決めました。


体験授業を受けた時や最初の授業を受けたとき、どうだったか覚えていますか?
鮮明に覚えているわけではないですが、優しく丁寧に教えてくださった印象がありました。当時の自分の学習レベル的 にかなり基礎的なことをやっていたと思うのですが、簡単な内容でもしっかり説明してくださった記憶があります。


実際に通いだしてからはどうでしたか?
体験授業の時と同様に、初歩的な部分でも、分からない部分を分からないと言いやすい環境だったので、理解しないまま何となく勉強を進めることがなく助かりました。


受験舎についてここがいいな、と思ったところはありますか?
一番は雰囲気の良さだと思います。たとえ授業中でなくとも困ったことがあって先生の手が空いていれば、すぐに聞きに行くことのできる環境が自分は好きでした。


そう言っていただけて嬉しいです!

SFCの小論文対策

次はSFCの受験科目の中でも、とても重要な小論文に関してお聞きしますね。まず小論文を利用して入試を受けると決めたのはいつですか?
高2の10月ごろに慶應経済を志望することに決めたので、その頃から小論文を使うこと自体は決めていました。ただ、慶應経済の小論文は比較的特別な対策をしなくても良い問題だったので、高3の夏までは特に対策していませんでした。
そして、高3の夏に小論文対策を始めたのですが、実際に問題を解いてみたら経済よりもSFCの対策をする方が楽しそうだなと思いまして。そのタイミングで第一志望をSFCに決めました。


楽しそうで志望を決めるというのは、何だかNくんの性格が表れていますね(笑)。では志望校をSFCに決めて、その入試に向けて具体的な学習方法を考えていましたか?
入塾前は特に考えていませんでした。受験舎で小論文を教えてくださる先生がいるとの話だったので、受験舎で学習方法も聞くつもりでした。


小論文を利用する入試に対して周囲からのアドバイスはありましたか?
特になかったと思います。
一般に小論文という科目自体が軽視されがちな風潮はあるのかなと思っていて、周囲も英語と数学ほどの重要性を感じていなかったのだと思います。自分も最初は点数差が付きにくい科目だと思っていました。また中学受験の際に600字ほどの作文をかなり書いていたのもあって、少し練習すれば書けるようになるだろうとも考えていました。だけど後に自分の考えの甘さを痛感することになりました。


そうだったんですね。Nくんは、小論文を利用して受験する他の生徒よりもかなり早くから対策をしようと考えていたのかなと思っていたんだけど。
自分ではそうした意識を持っていたつもりはありませんが、単純に受験科目の1つだったからだと思います。他の科目に比べて短期間で対策できるだろうとは考えていましたが、やはり何の知識もないまま対策せず放置していた時間は怖かったです。


実際にSFCの対策はどのように進めましたか?また他の大学の入試との兼ね合いはどう考えていましたか?
自分は英語、数学、小論文の3科目で受験したのですが、SFCは全体の配点のうち半分を小論文が占めていたので、英数で最低限取れるレベルの対策を行った上で、小論文で高得点を取ろうと考えていました。と言っても、小論文で高得点が狙えると分かったのはある程度受験舎での授業を受けてからの話で、初めのうちは採点基準なんて全く分かりませんでした。自分の解答を小論文担当の鈴木先生に添削していただく中で、大学が求めている内容や文章構成の中で意識すべきこと等を教えていただき、解答を作り続けることで、小論文においてどのように点数差が付くかをだんだんと理解できるようになりました。
小論文の採点基準と聞くと、自分も最初はそうでしたが、一般には国語力の延長のようなものがイメージされがちだと思うんですが、実際は全然違いました。必要な前提知識や個人の思考力、説得力を持たせる表現方法など、求められることが多く、かなり複雑で繊細な科目だなと感じましたね。
このことは、同じ大学を志望する人の間ですらあまり知られてないと思います。実際、自分は11月に某大手予備校の慶應専門の模試を受け、小論文で偏差値35を取りました。流石に不安になり、結果を持って行って鈴木先生と話したところ、模試の採点基準と実際の採点基準の違いや、現在行われている模試における問題点など詳しく説明していただき、そうした不安はすぐに払拭されました。逆に、模試結果を頼りにして本番で点数が取れない受験生もいただろうと考えると、自分は受験舎に通っていて本当に良かったなと思います。
他の大学の入試との兼ね合いに関しては、基本的に同一科目で受けることのできる場所を探していました。自分は第一志望にしか行きたい気持ちがなかったので、他の大学に対して特にこだわりはありませんでした。


Nくんは現役でも慶應にチャレンジしたけど残念ながら合格には手が届かず、もう1年受験舎で頑張ってくれていましたが、第一志望が仮に不合格だった場合のプランは考えていましたか?
併願していた大学から合格をいただいていたので、そちらに進学するつもりでした。第一志望に対する熱意はある程度持っていたつもりでしたが、流石にもう1年浪人するのは精神的に不可能だったと思います(笑)。


小論文以外の教科対策

受験舎では小論文以外に英語や数学、国語の授業も受けていましたがいかがでしたか?
まず英語に関しては、自分の思考法に非常に合った学習方法を提案してくださったと思います。自分は暗記作業に対してどうしてもやる気が起きず、英単語や英熟語、文法を覚えるのが本当に嫌いでした。しかし、SFCの英語では内容に対する理解力や文脈をもとに思考する力が強く求められていて、単純な知識のインプットが必ずしも得点に繋がる試験ではなかったので、過去問の得点率を見ながら先生と相談して、独自の学習法を用いていました。具体的には、単語や文法は基礎的な部分だけを覚え、あとは前後の文脈による推測や、過去問研究による選択肢パターンの研究、また小論文対策で培った知識も用いて答えを選ぶ練習を繰り返す、といった感じです。
文脈から答えを推測する上では、接続詞に注目した大まかな内容理解や、接頭語・接尾語から単語のニュアンスを考える、といった作業をひたすら行っていました。受験英語の基礎とされる部分を固めずにひたすら過去問と向き合うことは一般に推奨される行為ではなく、自分自身も不安はありましたが、実際、慶應の総合政策の本番では得点率86%を取ることができ、併願校として受けたMARCHも全て合格できたので、結果的には間違ってなかったのかなと。
数学においては、基礎的な演習に取り組む際、現役生の時はただ目の前の問題を解くだけで、体系的に学ぶことが出来ていませんでした。そのため、問題を解くのが作業のようになっていて、あまり楽しいものではありませんでした。しかし鈴木先生に教えていただいた時、その問題がどのような性質を持っていて、どのように今後活用されるか、という点に重点を置き、複数の分野にまたがる形で問題を解いたことで、これまで作業だと思っていたことに対して目的意識のようなものを持つことができ、一気に数学が楽しくなったのを覚えています。また、自分は中学受験を経験しており、算数的な考え方、これは公式の活用や式変形等をなるべく用いず、数え上げや図形の活用といった感覚的に解きやすい領域に落とし込むことで、この考え方が根付いていたのですが、鈴木先生はそこを活かすように指導してくださいました。
数学の参考書って1つの問題に対して書かれている解法の数が限られていて、昔の自分はそこに書かれる解答が最も良いものだと考えていました。しかし実際はもっと多くの解き方があって、実際自分は参考書に書かれにくい解き方を使う方が解ける場合が多かったんです。そのことに気づけたのはやはり鈴木先生の授業のおかげだと思います。
国語については、自分は小論文をやっていたことで、現代文の本文に書かれていること以上の内容を考えてしまう癖がありました。正直、最初に国語の問題を解いていた時は自分の思考が制限されている感覚が強く、あまり楽しい作業ではありませんでした。しかし間違えた問題に対して、なぜその答えが間違っているのか、またどうして正解の選択肢はどうして正解なのかを考える「理由づけ」を行なった時、自分もその答えに納得することができ、最初に感じた苦痛が軽減されたのを覚えています。
また、自分が問題に対して必要以上のことを考えてしまっていた時でも、小池先生は僕の考えを聞いた上で国語的な説明を納得するまでしてくださり、本当に助かりました。


受験舎で得たもの

最後に言い残したこととかありますか?
これは大学に入学してからより強く感じたことなのですが、受験舎での学びは受験に合格すること以上の恩恵をもたらしてくださったと思います。幅広い知識を持った先生と話すことで自分自身も多様な価値観を持つことができましたし、より深く物事を考えるようになったと思います。時には小論文対策から逸脱しているように思える内容を議論することもありましたが、そうした議論が地頭をさらに鍛えてくれるような感覚はあって、それが受験にも今後の人生にも活きるんじゃないかなと 思います。そして何より、先生と何かを議論してる時間は楽しかったです。


いろいろお話しくださり、ありがとうございました!受験舎では、目先の勉強ができるだけでなく、将来にも役立つような視点を持って学習してほしい、そして何より楽しく勉強してほしいと思っているので、その気持ちが通じていたなら本当に嬉しいです!
大学でも、その好奇心を大いに活かしてぜひ頑張ってください!!
