ただ文章を読んで問題を解くだけでは、本当の読解力を身に付けることはできません。
受験舎では、全学部の国語の授業において、問題を解いた後、その文章の要約を書いてもらうようにしています。
要約をすることにより文章の要点を見抜く力を養います。また、作文対策が必須な小・中学生には、感想文も書いてもらうことにより、自分の考えを表現する力を高めていきます。
文章問題を解くためには、言葉を知っていること、つまり語彙が充実していることが条件として挙げられます。
そこで、問題を解いていく中でわからない言葉は辞書を引いてもらい、その調べた言葉の意味を専用のノートに書き留めてもらうことを推奨しています。
さらに必要に応じて、口頭でのテストを行い、知識の定着を図ります。
文章を読むことが苦手な生徒には、講師との対話を通して文章の内容を理解してもらいます。
例えば登場人物の心情や筆者の言わんとしていることを口頭で説明してもらうことで、どれだけ文章の内容を理解しているかを確認します。
その後、講師からの問いかけや説明によって、文章を理解し表現するための「過程」を体感し、その力を身に付けていきます。