合格者体験記
T・Kさん
「国語の勉強方法を
改めるきっかけになった」
泉が丘中学校 出身

宇都宮女子高校
私にとって国語は、得意でも不得意でもなく、感覚やフィーリングで解いている教科でした。
しかし、なかなか成績が安定せず、母の勧めで受験舎に入塾しました。
受験舎はアットホームな雰囲気なので質問もしやすく、先生との会話の中で新しい知識を得ることができ、受験前でもあまり緊張せず、落ち着いて勉強することができました。先生は私の解答を丁寧に分析し、私の質問に対してわかるまで何度も説明してくださり、私の考えをもとにどこを修正すれば良いかを教えてくださるので、自分のクセもわかるようになりました。また、他塾では読解問題を解いて解説を聞く授業の繰り返しでしたが、受験舎での国語はテクニックを習うものではなく、「要約」を中心として基本を大切にし、客観的かつ論理的に解くもので、今までの国語の勉強方法を改めるきっかけにもなりました。そうしたことで、自分の思考力を深め、読解問題を解くことへの姿勢を変えることができたと思います。
国語は日本語なので勉強しなくてもできると思い、他の教科に比べ後回しにしてしまう教科だと思いますが、すぐに成績が伸びない教科でもあります。しかし、丁寧に学習することで今後の大学受験でも全ての科目の伸びにつながると思っています。
これから国語を武器にできるように、高校部でもよろしくお願いします。
担当講師(当時)からのメッセージ
小・中学部 相羽 寛志(国語担当)
Tさん、合格おめでとうございます。受験前でも緊張しなかったようですが、普段の勉強姿勢の賜物(たまもの)ではないでしょうか。Tさんはこちらの説明したことに対する理解の仕方がとくに素晴らしかったです。体験記でも書いてくれたように、最初は感覚的に問題文を読んでいましたが、読解をするときのポイントを伝えたところ、メキメキと吸収していくその姿勢に私はとても驚きました。
まず、国語を教える上で私が大切にしていることは、「できるだけ本文に忠実に文章を読みましょう。それが客観的な読み方です。」ということです。しかし、これがなかなか難しく、多くの生徒が自分なりの解釈を入れたり、一方で書かれている情報を無意識に見落としたりしています。Tさんの場合は、見落としはあまりありませんでしたが、解釈をして、本文には書かれていないことを足してしまうことで読み間違いをしていました。そこで、解釈をしたところを逐一本文の内容と照らし合わせて解説を行っていきました。すると、Tさん自身が感覚的に行っていた解釈の部分を自覚したためか、その後の読み方が変わり、本文に忠実に読解できるようになりました。そしてさらに、読解が客観的になっただけでなく、私の解説など、聞いた情報も過不足なく受け止められるようになりましたね。その結果、問題演習を行えば行うほど、新たに情報を吸収していき、国語の点数も非常に安定したものになっていきました。あれほど、受験前に安定できれば自信となり、本番前に緊張しなかったのも納得できます。
「読解問題を解くことへの姿勢を変えることができた」と書いてくれていますが、もともと、他者のアドバイスを素直に聞き入れる姿勢があったからこそ、短期間であれほどの変化を起こせたのだと思います。その姿勢を貫けば、きっと国語も武器になることでしょう。さらに成長していくTさんの姿を今後も是非とも見せてください。
本当に合格おめでとうございます。