2020合格者インタビュー02(齋藤大二朗くん)

合格者インタビュー
齋藤 大二朗くん
「僕の長い2年間」
~やる気のなかった僕が勉強に目覚めるまで~
北星学園大学 経営情報学部 合格
齋藤 大二朗くん
宇都宮清陵高校卒
齋藤くん写真
得意な科目:
政治経済
苦手な科目:
数学
将来の夢:
ちゃんとした大人になる
1日の平均勉強時間:
8時間
受験を1文字で表すと:
高校時代に1番夢中になったことは:
特になし
合格を確認した瞬間の気持ちは:
シンプルに嬉しかった
齋藤くん写真
01 「現役時代を振り返って」
受験舎
齋藤君、北星学園大学合格おめでとうございます。
齋藤
どうも、ありがとうございます。
受験舎
齋藤君が受験舎で勉強するようになったのは高校3年生の時でしたね。ですが、残念ながらその年の受験では思うような結果がでなかった訳です。
齋藤
現役時代の自分は何をやっていたんだろうと思いますね。今考えると、勉強に対して全然しっかり取り組めていなかったですから。なんというか、とりあえず勉強していました、みたいな。
受験舎
うーん、特にさぼっていたとか、そういう印象はないですけどね。当時の齋藤君なりに頑張っていたとは思いますが、今の齋藤君から見ると満足のいくものではなかった、と。
齋藤
そうですね。だから受験が駄目だったのも仕方がないと思っています。実はどうしても行きたい大学っていうのがなかったんですよね。行けるのならいってもいいかなという大学はありましたけど、絶対に行きたいかと聞かれたらどっちでもいいというレベルで・・。そんな感じだから、正直勉強にも身が入っていなかったんですね。
受験舎
じゃあ、合格できるとは思っていなかったの?
齋藤
それが、なぜだか何とかなるだろうとは思っていたんです。ほんとに受験を舐めていたというか。もし何かの拍子で合格していたら、すごく駄目な大学生になっていたでしょうね。結果論ですけど、今となっては受験に失敗して良かったのかなと思ってます。
齋藤くん写真1
02 「浪人時代に得たもの」
受験舎
そして、1年間の浪人生活を受験舎で過ごしたわけですが、やはりこの1年で齋藤君自身大きく変わったのではないかと思います。自分では、一番変わったと思う点はどこですか。
齋藤
志望校に受かりたいと思う気持ちの大きさですかね。さっきも言いましたけど、現役の時は、行きたい大学とか将来の夢とかがまったく見つかっていなかったんですよ。だから、受かりたいという気持ちを持つことすらできずにいました。
受験舎
それが見つかったんですね。
齋藤
はい。6月位に先生に、「とりあえずでもいいから目標を決めろ」って言われたじゃないですか。それで、いろんな大学を調べていたら北海道の大学がいいなって思うようになって。
受験舎
正直、最初に聞いたときは「何で北海道なの」とは思いました(笑)。宇都宮から北海道の大学を受験する人はそれほど多くはないですし。みんなに言われませんでしたか?
齋藤
言われました(笑)。親にも言われましたし、調査書をもらいに行った時に高校の先生にも言われました。大学進学を機に、環境を大きく変えたいっていう気持ちがあったんですよね。ただ、それも漠然としたものだったんで最初のうちは上手く説明できなくて苦労しました。
受験舎
そのあと、志望校に対する気持ちに変化はありました?
齋藤
そうですね、最初はとりあえずの目標だったんですけど、それに向けて勉強しているうちにだんだんと欲が出てきたというか。受かりたいと強く思うようになって。それで、夏休みに北海道までオープンキャンパスを見に行ったんですね。そこで実際に大学の様子を見て「この大学に行きたいな」と心から思うようになりました。
受験舎
具体的には、どの辺が良かったの?
齋藤
キャンパスがすごくきれいだったのと、駅から近かったのが気に入りました。高校は家から結構遠くて、自転車でその長い道のりを通っていたので、駅からすぐ歩いて行けるような大学には憧れがあったというか。あと、周辺の町並みの雰囲気も良くて。「自分がここで大学生活を送ったらどんなふうになるだろう」っていう具体的なイメージが持てたことで、行きたいと思う気持ちも大きくなりました。
齋藤くん写真2

受験舎
そう思うようになったことで、齋藤君の中に何か変化はおこりましたか?
齋藤
大分変わったと思います。やっぱり目標があると強いなというのを実感しました。夏期講習会の間、朝からずっと塾に入り浸っていたじゃないですか。家よりも塾にいる時間の方が長かったですからね。で、オープンキャンパスに行く前は長時間勉強しているのが辛くて、残りの講習会の期間これを続けられるのか不安だったんですよ。
受験舎
なるほど。確かに、講習会始まってすぐの時期は疲れた様子をしていましたね。
齋藤
けど、北海道から帰ってきた後は、いつの間にか長時間続けられるようになっていたんですよね。集中しようと思わなくても集中できるようになっていたというか、集中するのが当たり前になっていたというか。
受験舎
それは大きな変化ですね。
齋藤
それに、勉強することが苦ではなくなっていたんです。高校入試は推薦だったんで、受験勉強をする必要がなくて、だから、本気で勉強に取り組むっていうことをしてこなかったんですよ。それが、初めて勉強に対してやりがいを感じたり、問題が解けることが楽しいって思えるようになったんです。それは自分にとってすごく大きな変化で、この1年で自分が一番大きく成長できた点じゃないかと思ってます。
受験舎
確かに、その時期から勉強に対してとても前向きになれていましたね。成績を上げるために何をすればいいか、よく質問してくれるようになったのを覚えています。確かに、齋藤君は過去に類をみないほど、受験生として成長したと思いますよ。
齋藤
だって、最後の入試が終わった後、そのまま図書館に行って勉強してましたからね(笑)。勉強しないのが何だか落ち着かなくて。自分でも信じられないです。
受験舎
そのように変われたからこそ、合格することができたのですね。気を抜かずに、そのまま大学に行っても継続して下さい。じゃあ、合格を確認した瞬間の気持ちはどうでしたか。
齋藤
シンプルに嬉しかったですね。ほっとしたというか、やっと終わったというか。達成感をすごく感じました。
受験舎
1年間齋藤君が頑張ってきたからこその嬉しさだと思いますよ。
齋藤くん写真3
03 「メリハリが大切」
受験舎
少し細かくこの1年間の勉強について教えてください。1日平均するとどれくらい勉強していましたか。
齋藤
平日は9時間ですかね。塾の自習室が開くのが1時だったんで、そこから塾が閉まる10時までは授業の時以外はずっと自習室にいたんで。逆に、塾のない日曜日はどうしても集中できなくて少し少なかったかもしれません。だから、平均すると9時間くらいかな・・と(笑)。家だと勉強できないんですよ。
受験舎
じゃあ、勉強はほとんど塾でやっていたということですか。
齋藤
そうですね。逆にメリハリがついて良かったかなとは思っています。ずっと勉強ばかりだとあるポイントを境にがくっとパフォーマンスが落ちるんですよ、自分の場合。だから、勉強は塾でやって、家ではとことん休むというようにしていました。あ、英単語の暗記くらいはしていましたよ(笑)。このやり方が自分には合っていたみたいです。
受験舎
家は休む場所という風に決めていたんですね。お家の人からは何か言われなかった?
齋藤
言われましたけど、仕方がないですよね。実際、家ではほとんど勉強していませんでしたから。その辺りは結果を見て納得してもらうしかないのかな、と割り切っていました。
齋藤くん写真4

受験舎
ちなみに、一番得意な科目は何でしたか。
齋藤
政治経済です。自分は高校の時は理系だったので、政治経済は選択してなかったんですよ。けど、文系の学部を受験することにしたんで浪人した年の7月あたりから勉強を始めました。
受験舎
それなのに、一番の得意科目になったんですね。
齋藤
社会自体は好きな科目だったんですけど、政治経済に興味を持てるように鈴木先生が教えてくれたのが大きかったと思います。元々暗記が苦手だったんで、興味を持てなかったら覚えるのはもっと大変だったでしょうね。
受験舎
なるほど。そうだったんですね。ちなみに、勉強をずっとしていてどうしても疲れてしまうことってありますよね。そんな時はどうしていましたか。
齋藤
疲れた時は勉強をしないで寝てしまっていました。普段より多く寝ると頭がすっきりするんで。あとは好きな音楽を聴くようにもしていました。疲れやストレスは極力ためないように、リフレッシュは意識していましたね。
受験舎
なるほど、本当にメリハリをしっかりつけて受験を乗り切ったんですね。
齋藤
やると決めた時にしっかりやって、休むと決めた時にしっかり休む。これが僕の考える成績を上げるための秘訣です。
04 「大学でやりたいこと、後輩へのメッセージ」
受験舎
齋藤君にとって、受験舎とはどんな存在でしたか。
齋藤
「自分の勉強に対する気持ちを変えてくれた場所」ですね。授業中もそうですし、授業ではない時も先生方といろんな話をして、その中で受験や勉強に対してどう向かい合っていけばいいか学んだと思います。
受験舎
そう言ってもらえるととてもうれしいですね。では、受験を漢字一文字で表すと何になりますか。
齋藤
「努」です。やっぱり努力は大切だなと。去年あまり努力せずに受験をして、落ちても「ああ、落ちたか」っていう感じだったんです。今年は大分努力したと自分では思っているんで、それが報われる喜びを感じましたね。
齋藤くん写真5

受験舎
大学でやってみたいことなど、何かありますか。
齋藤
勉強とは関係ないんですけど、スキーをしたいですね。子どもの頃よく親にスキーに連れて行ってもらっていたんですよ。だけど最近は行けてなくて。せっかく北海道に住むんだから、スキーのサークルとかに入って、いっぱいスキーに行きたいです。
受験舎
では、最後にこれから受験に挑む後輩たちに何かメッセージをお願いします。
齋藤
勉強が嫌いな人でも自分の気持ち次第でこの先変わると思うので頑張ってください。
受験舎
今日はどうもありがとうございました。大学でも頑張ってください。
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