’18千葉大学合格者インタビュー(福島稜大くん)
千葉大学 法政経学部 合格
文星芸大附属高校卒 福島 稜大くん

千葉大合格のために
- 受験舎
- インタビューよろしくお願いします。まずは、大学合格おめでとうございます。
- 福島
- ありがとうございます。
- 受験舎
- それでは最初の質問です。千葉大 法経学部を志望したのはなぜ?
- 福島
- まず、関東地方にあること。そして、1年生の最初に千葉大って、その時はなんとなくなんですけど、ここがいいのかなあと思って。
- 受験舎
- 大学を先に選んだの?それとも学部を先に選んだの?
- 福島
- 大学の方です。学部については、理系は自分で無理だなあと思っていて。文系の学部の中でどこだろ、って思ったら法学部かなあっと思ってそこにしました。
- 受験舎
- それでは、千葉大合格に向けて、具体的に動き出したのはいつ頃でしたか?
- 福島
- 高2から高3になる春休みです。
- 受験舎
- 何かきっかけや理由があったのですか?
- 福島
- いや、特にありませんが、時期が迫ってきたからはじめようと・・・それで中学生の時に通っていた受験舎にまた通い始めました。
- 受験舎
- 受験を意識しはじめてから、何を変えましたか?
- 福島
- 勉強時間を増やしました。塾の自習室が集中しやすい環境だったので、平日は夜10時まで塾の自習室を利用し、土曜日は夜7時まで図書館で勉強して、それから塾に来るようにして、勉強時間を確保していました。
- 受験舎
- 家では勉強していなかったのですか?
- 福島
- 家ではまったくやりませんでした(笑)

- 受験舎
- 受験勉強のモチベーションは?
- 福島
- 3年になってからは国立の2次試験の前期で終わらせるためだけに頑張りました。早く終わらせたいって感じで。だから、強制的に自習室を使ったんです。
- 受験舎
- 確かに福島くんは現実的に、客観的に成績や自分のことをすごく把握している感じだったよね。じゃあ、勉強は別に好きなわけじゃない?
- 福島
- 全然好きじゃないです。とにかく、早く終わらせたかったです。
受験舎での数学対策
- 受験舎
- 高校部に通い始めたときから数学の授業を取っていましたよね?
- 福島
- 英数国の中で一番苦手だったので取りました。特に、数Ⅱで習う図形や円を使った問題が苦手でこのままでは受験が不安だったので塾に通い始めました。
- 受験舎
- 数学の授業を取り始めてから、どんな勉強をしましたか?
- 福島
- 塾でもらった問題とチャートをひたすらやりまくりました。入試対策用の問題を解いてわからないことは授業で解説してもらっていたのですが、苦手な分野は塾の授業がないときでも、自習室で基本の確認と復習をしていました。
- 受験舎
- 福島君は千葉大志望だったので、記述対策レベル2までとセンター対策をする予定でした。まずは、入試対策の基本プリントからスタートし、順調に演習を進めてくれましたよね。そのおかげで7月には記述対策レベル1に入ることができ、夏休みから入試までセンター対策プリントと記述対策レベル2の入試対策プリントを演習してもらいました。福島君は、ただ問題を解き進めるだけではなく、きちんと間違えた問題の解き直しもしていたし、解けない問題があったときも、「ここまではこうやって、ここからがわからない」という質問の仕方をしていたので、安心してたくさん問題を渡すことができました。
- 福島
- 何から手をつけるかが全くわからない問題もありましたが、なるべく自分で考えて質問していました。自分で考えてきたことがなんで違うのか、答えを出すためには何が足りないのか、また、正解を出せたときも、他にどんな解法があるのかなどを解説してもらいました。それから教わったことを繰り返し演習することで、自分で解ける問題が増えていきました。

- 受験舎
- 特に夏休み以降から安定しているように見えたけれど、数学が苦手というのは変わらなかった?
- 福島
- 数学は苦手でした。ただ、塾で入試に向けた対策の演習はしっかりやっていたので、センター試験当日も二次試験当日も緊張はせず試験に臨めました。
- 受験舎
- ちなみに本番の数学の問題はどうでしたか?
- 福島
- センター試験はまあまあでした。二次試験はちょっとわからないところがあったんですけど、まだましな方でした(笑)夏休み以降に入試対策の応用問題を続けていたおかげで二次試験では特別難しいとは思わなかったです。解けたと思った問題が実際に合っていたかはわからないですが(笑)
受験舎での国語対策
- 受験舎
- 国語はどんな勉強をしましたか?
- 福島
- 国語は、古典はとりあえず単語を覚えるということと、あとは塾の勉強で済ませた感じです。
- 受験舎
- 最初は授業でずっと古典ばっかりやっていたよね。授業の最初は、古典文法の基本的なところからやり始めたけど、あまり穴はなかったよね。
- 福島
- そうでしたか?
- 受験舎
- そうですよ。で、穴がほとんどなかったから結構早い段階、5月ぐらいから古文、7月くらいから漢文のセンター対策を始めたんだよね。
- 福島
- そうですね。塾でセンター型の問題をもらって解答して全訳をして、先生にそれを添削してもらって、その後間違った問題に対して理由付けをして考え方の確認をしてもらっていました。
- 受験舎
- センターで点数が取れることももちろんだけど、記述のある二次試験も想定して全訳も添削していたんだよね。だけど、その頃は国語の点数が安定してなかったよね。
- 福島
- ああ、そうでした。
- 受験舎
- 模試も成績表を見せてもらうと、明らかに実力よりも低かった時があったりして。確か福島くんに「たまに読みや解答が雑な時があるからそこに注意しよう」って言って。
- 福島
- 言われました(笑)

- 受験舎
- 夏期講習中の8月からは古典の二次試験の記述対策に入ったんだけど、今度は記述の書き方もかなり意識してもらったのと、あとは古文単語をはじめとして、知識を増やしてもらうこともしてもらったよね。
- 福島
- そうですね。塾でプリントをもらって、これも全訳をしたり、古典独特の考え方や解き方なんかを教わったりしました。
- 受験舎
- 福島くんは暗記力もあって、文の理解度もかなり高かったんだけど、たまに文に対する「読み」や選択肢の吟味の仕方、記述問題の解答に甘さがあって、そこを修正すれば十分千葉大には対応できるなって思っていたよ。
- 福島
- 確かに夏期講習でかなりたくさんの問題を解いて、その後の秋ぐらいの模試から国語の成績は安定していた気がします。
- 受験舎
- やっと実力通りの成績が取れていたというか。あと福島くんは宿題を毎回絶対やってきてくれていたよね。
- 福島
- まあ、それは当たり前のことかなと思って、普通にやっていました。
- 受験舎
- でもそれが毎回必ずできるっていうのがやっぱり「継続は力なり」というか、最終的な安定した成績につながっていたと思うよ。
受験舎での英語対策
- 受験舎
- 福島君は英語が得意だったと思うけど、なぜ塾で英語を取ろうと思ったの?
- 福島
- 小学校の時から英会話教室に通っていたので、ある程度は自信があったんですけれど、やはり受験においての英文読解と英作文に不安があったので授業を取るようにしました。
- 受験舎
- 実際に授業はどうだった?
- 福島
- そうですね。やはり文の構造が難しくなると単語の意味はわかっていても訳せなくなることがたびたびあったので、英文の構造を意識して和訳の問題に取り組めるようになったのはかなり良かったです。
- 受験舎
- 福島君は、添削して返却すると、時間がかかってももう一度しっかり考えてやり直してきてたよね。
- 福島
- そうですね。自分の書いた和訳に下線が引いてあって減点されているときに「なぜなんだろう?どうすれば〇になるのだろう?」と考えることは自分の実力を上げるのに不可欠だと考えていました。それに、きちんと構造を理解できたときにはとてもうれしかったので、やり直しの時には、なるべく自力で答えにたどりつきたいなと考えていました。

- 受験舎
- そうだよね。毎回毎回しっかりと考えてやり直しを提出してきたので、その姿勢がすごいなと。
- 福島
- もちろん、時々は先生に考えるヒントとかアプローチの仕方を教わりましたけど(笑)。わからなかった英文を説明してもらうこともありましたし…。でも、考えた後で説明を聞いた方が「なるほど!」と思えて忘れにくいなと感じていたので、じっくり取り組むのは合っていたと思います。
- 受験舎
- 英作文はどうだった?
- 福島
- 過去問をやったのを添削してもらうことを続けていて、知っている表現にあてはまる場合はスラスラ書けて良い点数がもらえたのですが、問題文を読んでわからないなと思ってしまうとなかなか書けなかったですね。授業で日本語を読み替えることの重要性と、難しくて書けないなと感じた時には、簡単な表現で部分点を狙いにいくとか、点数を取るための指導をしてもらえたのはとても良かったと思います。
後輩へのアドバイス
- 受験舎
- 最後に、後輩へのアドバイスをお願いします。
- 福島
- まず、高校受験がうまくいかなかった人には、「最悪高校生になってから頑張ればなんとかなる」と言いたいです。高校受験でうまくいかなくてもその後の努力で挽回できると思います。ただ、大学受験は深い理解を中心とするもので、質・量ともに知識中心の高校受験とは大きく違います。だから「高校生になってから」と言っても3年になってからでは遅くて、1年生のうちから大学受験を意識した早めの対策をすべきだと思います。あとは、模試の成績で一喜一憂しないことも大切だと思います。模試は自分にとって何が足りないかを判断するもので、模試の度にそれを分析して、で、また対策をして、と繰り返していって、最終的に本番で出来ればいいと考えるべきかなと思います。他には、やらされる勉強は身に付きにくいと思うので、この勉強は何のために行っているのか、その意味を考えて、そしてこれは合格のため、自分のために行っているということを自覚して、自分から自分のために勉強するべきだと思います。
だから、やる気がなかったり、自分が変わる気がなかったりするのに塾に通っても成績は上がらないと思います。それにさっき言ったように「大学受験は早めの対策が必要」だと思うんですけど、1年生からずっと勉強を継続していくには、自分から変わろう、目標に向かって努力しようという気持ちがないと難しいと思います。だからまずは自分の目標をきちんと定めることが必要だと思います。

- 受験舎
- 今後のご活躍を祈っています。今日は本当にありがとうございました。