合格者インタビュー
藤田侑那さん
前向きに、ひた向きに
東京学芸大学 教育学部 合格
得意な科目:体育・国語・英語
苦手な科目:数学
将来の夢:教師になること
1日の平均勉強時間:
平日:約5時間
休日:約11時間
受験を1文字で表すと:挑
高校時代に夢中になったこと:部活
合格を確認した瞬間の気持ち:
信じられない。
まずは、東京学芸大学合格おめでとうございます。
ありがとうございます。
藤田さんは小学6年生の頃から、途中でブランクはありましたけど、高校3年生まで長い間受験舎に通って来てくれていましたね。そして藤田さんは中学受験、高校受験、大学受験と3つの受験を経験してきたわけです。
そうですね。
では、まず中学受験についてお伺いします。藤田さんは宇都宮市立東中学校を受験したわけですけれども、中学受験を通して自分の考え方が変わった、というようなことはありますか。
中学受験の後に考えるようになったのが、「いくら努力しても本番で力を出し切れなければ意味がない」っていうことでした。長期休みとかも全部使って、自分では本気で勉強していたつもりだったんですけど、それが上手く本番で出し切れなかったんですね。勉強したことに満足してしまったというか。それで結果も駄目で。
いや、藤田さんは中学受験の時に本気で勉強していましたよ。それは間違いないです。それを考えると、実力を出し切れなかったことは残念でしたね。けれども、結果としてそのように考えられるようになったわけですが、それは自分にとってプラスにはなりましたか。
結果を出すにはどうすればいいか、という点についてしっかり考えて勉強をするようになったのは良かったと思います。
なるほど。では、続いて高校受験について話を聞かせてください。藤田さんは宇都宮中央女子高校を受験し、合格したわけですが、高校受験で得られものは、いったいどのようなものだったんでしょうか。
うーん、「目標を持って努力し、それを達成できたときの喜び」ですかね。高校入試に関しては、志望校に合格できたことへの喜びと達成感が大きかったですね。中学受験の結果が満足のいくものではなかったのもあって、行きたい高校に合格できたことが本当に嬉しくって。
高校受験では、中学受験で得た経験が役に立ちましたか。
そうですね。合格という結果をしっかり見据えて勉強出来ていたんじゃないでしょうか。それは中学受験とは明確に違う点でした。
確かに、中学受験の時よりも目的意識を強く持って勉強できていたように思います。ちなみに、この高校受験で得た経験は大学入試でどのように役立ちましたか。
そうですね。「努力は報われる」じゃないですけど、やればやるだけそれが結果につながるんだと実感できたのは、大学入試の勉強をしていく中で大きかったと思います。
藤田さんは中学受験、高校受験を受験舎の小中学部で過ごしてきたわけですが、これらの受験において受験舎はどのような役割を果たすことができていましたか。
やっぱり受験って、不安だらけじゃないですか。自分が小学生や中学生の時は特に。その時に、学習面でも精神面でも支えてくれたと思います。そして、何よりも勉強が楽しいということを教えてくれたんですよ。先生方が授業の時に、勉強のことだけじゃなくて、色々なことを話してくれたから、興味を持って勉強できたんだと思います。
それができていたのなら本当に良かったです。
部活動と大学受験
さて、藤田さんは高校で部活動にも相当力を入れていましたよね。部活動と勉強を両立させようと考えている高校生は多いと思うのですが、部活動を頑張ったことが受験に対してプラスになったと思うことはありますか。
私はサッカー部に所属していたんですけど、練習がかなり忙しくて休みの日もあまりなかったんです。それでも、そんな中で勉強と部活のどちらにも手を抜かないでやりきろうって決めて、なんとかそれをやりきれたと思うんですよ。自分では。それで、部活が終わったら受験勉強に集中するじゃないですか。その時に、「部活と勉強の両立に手を抜かなかった自分なら、勉強一本に集中することは簡単だ」って思えたんです。そう思わせてくれたことが私にとっては大きなプラスになりましたね。
なるほど、それが藤田さんの原動力だったんですね。とはいえ、受験勉強を進める中で、モチベーションが下がってしまうこともあったと思います。そのような時、モチベーションを保つためにどんなことをしていましたか。
やる気がなくなった時は、無理に制限しないでSNSを見たりしていました(笑)。志望校に通う先輩をフォローして、その人の大学関連の投稿を見たりして。そうすることで、大学生活を全力で楽しむために、そして夢をかなえるために自分も今勉強しているんだ、ということを思い出すようにしていましたね。
そうやってモチベーションを上げていた、と。とても前向きな藤田さんらしい方法だと思います。それでも、受験に対してやはり不安を感じることはあったと思うのですが、そのようなときはどんなふうに考えて乗り越えていましたか。
「辛いことがあったら次は必ず良いことがある!!」って考えるようにしていました。
素晴らしい考え方です。やっぱり基本はとてもポジティブなんですね。では話は変わりますが、大学受験において受験舎は藤田さんにとってどのような役割を果たせていたでしょうか。
やっぱり大学受験って、中学受験や高校受験とは比べ物にならないほど、勉強は難しいし、プレッシャーも大きかったんですよ、私にとっては。そんな中で、しっかり勉強を教えてくれるだけじゃなくて、先生と話している中で気持ちを和らげたりもしてくれて、勉強面でも精神面でも前向きな気持ちで受験に臨む後押しをしてくれたと思います。
大学受験で得たものと後輩へのメッセージ
藤田さんは第一志望である東京学芸大学に合格できた訳ですが、今回の大学受験を通して学んだことは何かありますか?
やはり、周りの人の助けがあってこその受験だということですかね。塾の先生もそうですけど、両親や家族、学校の先生や友達などいろいろな人に助けられて合格できたんだな、ということを強く思っています。
最後に、これから受験に挑む後輩たちに何かメッセージをお願いします。
受験は大変だと様々な場所で聞くと思いますが、きっと想像しているよりも大変だと思います。でも、楽しもうと思えば楽しむこともできます。どうせやるなら、楽しく、前向きに、夢をかなえるために頑張ってください!!
藤田さんらしいメッセージでしたね。今日はどうもありがとうございました。大学でも藤田さんらしく頑張ってください。