合格者インタビュー
岡部隆穂さん
自律の達人
東京学芸大学 教育学部 合格
得意な科目:国語、特に現代文
苦手な科目:世界史
将来の夢:スクールカウンセラー
1日の平均勉強時間:
平日:約5~6時間
休日:約10時間
受験を1文字で表すと:挑
高校時代に夢中になったこと:
部活(新体操部)
合格を確認した瞬間の気持ち:ほっとした
岡部さん、東京学芸大学合格おめでとうございます。
ありがとうございます!
では、まず、受験舎にはいつごろから通っていましたか?
高2の6月からですね。
受験舎に通い始めたのはなぜですか?
元々、友達が通っていたことがあって受験舎のことを知っていたのですが、学校に行くのに毎日宇都宮駅を利用していたので、駅に近くて、かつ個別指導の塾に通いたかったからです。中学生と高校1年生のときも個別指導の塾に通っていて、自分は集団よりも個別の方が合っていると感じていました。個別だと気軽に質問ができるので。あと、受験舎はアルバイトの大学生などではなく専任の講師に教えていただけるのも選択した理由の1つです。
確かに受験舎では、講習では塾の卒業生の大学生に手伝いに来てもらっていますが、普段は常に同じ専任講師が担当しますしね。
次に、入塾当初は英語と数学を受講していたと思いますが、なぜその教科を受講したのですか。
英語は、苦手教科だったからです。数学も授業についていくのに少し不安があったからです。
国語は途中から受講しましたが、それはなぜですか?
古典の成績が悪かったのと、文系のため国語を二次試験まで使う可能性があり、その対策をしたかったからです。
では、受講していた各教科について、授業内容や講師のアドバイスで特に役に立ったことは何ですか?まずは、数学から聞こうかな。
そうですね、数学に関しては、「自分の計算ミスのパターンを理解する」とアドバイスしていただいたことですね。それで、ノートにそのパターンをまとめてテスト前に見ることで注意して試験に臨むことができました。
それはうれしいですね。アドバイスした甲斐があった!では、次に英語についてお願いします。
英語は授業中に単語テストを行ったことです。英語は単語の知識が非常に重要なのはわかっていたにも関わらず、なかなかやり始めても続かなかったのですが、授業で毎回決められたところを覚えてくることを続けるうちに、英単語を覚えることを習慣化することができました。
岡部さんはいつもきちんと覚えてきてくれていましたね!まじめにしっかり取り組んでいる印象でした。
最後に国語についてお願いします。
国語はマーク式と記述式のテストの解き方の違いを根本から詳しく解説してくださったことです。共通テスト対策でマーク式のテストを解くようになり、記述式とは違って、深読みせずに情報処理していくのが難しかったんですけど、問題のパターンごとに目をつけるべき部分を教えてもらったことで安定して点数を取ることができるようになりました。また、記述式は自分が作った解答に対して足りない要素を詳しく教えてもらい、問題文全体を通して、取りこぼしのないような解答を作るように心がけることができました。
なるほど。では、受験舎の授業を受けて、効果が出てきていると実感したのはいつ、どのような時でしたか?
目に見えて感じたのは模試の成績が上がった時です。特に、国語は受講前後で偏差値が10以上上がりました!
10以上とはすごいですね。お役に立てて嬉しい限りです!
二次試験対策では面接対策を受講していましたが、いかがでしたか?
そうですね、授業では、過去4年分のすべての質問に対して答えを作ったり、自分が書いた活動報告書から考えられる質問を用意していただき、それに対する答えを作りました。
先生には、私が作った答えの良いところや改善点を詳しく教えていただいたおかげで、一貫性のある答えを準備でき、自信をもって面接にのぞむことができました。
印象深かったのが面接試験直前の最後の授業です。「緊張しても大丈夫。自分の今までの経験を伝えれば大丈夫」と温かいアドバイスをいただいたおかげで、本番はすごく緊張しましたが伝えたいことは伝えきることができました。
また、面接対策だけでなく、大学に提出した志望理由書と活動報告書を見ていただけたのも本当に助かりました。面接をしたときに面接官の方々が、それらの書類をかなり読み込んでいたので、面接だけでなく、それらの書類で自分をうまくアピールできたおかげで合格できたと思います。
それは何よりです。
では授業以外で受験舎に来て良かったと思うことはありますか?
自習室ですね。席も十分用意されていたので、自習しやすかったです。ほとんど毎日利用していました。受験舎は駅から近いので、学校から塾に来て、授業を受けて、夜9時ごろの電車で帰っていたので、それまで自習室で勉強していました。
受験舎で特に思い出に残っていることはありますか?
友達と一緒に学校から塾に行ったり、塾から宇都宮駅まで歩いて帰ったことです。友達とお互いに励まし合って勉強したり、帰り道でたわいもない会話をして受験のストレスを発散したりしたのが思い出深いです。
小中学生時代
岡部さんは常に高い集中力を保って勉強に取り組んでいましたが、それは意識的に集中するようにしていたのですか?
家ではあまり集中して勉強できなかったため、塾や図書館などの場所では切り替えて集中して勉強するようにしていました。
それはいつ頃から身についたの?
中学生のころから、こうやって勉強していましたね。
では、小中学生時代はどうやって勉強していましたか?
小学生の時は授業に一生懸命取り組みました。家では宿題と通信教材をやっていて、中学受験をしたのですが、そのために特別な勉強をしなかったので、宇都宮大学附属中には落ちてしまったのですが、作新学院中等部には運良く受かりました。
中学生のときは、運動部だったこともあって、平日は忙しくなかなか勉強できなかったです。なので、土日と、平日のテスト前の部活が休みの時は8~10時間、塾に行って勉強していました。
勉強は自主的にやっていたの?それともやらされていた?
親には勉強しろとはあまり言われたことがないので、自主的にやっていたと思います。
なるほど。 では、小中学生の時に身に着けたことややっていたことで、大学受験の合格につながったことはありますか?
読書ですね。長い文章を読むことに抵抗感を持たなかったです。
受験勉強などについて
岡部さんは高校時代、部活を行っていたと思いますが、勉強との両立で苦労したこと、また工夫したことがあれば教えてください。
苦労したのは気持ちの切り替えですね。勉強の時間と部活のための時間の切り替えに苦労しました。
というのは?
部活は大会などが近づいてくると練習時間が格段に増えるため、勉強に充てていた時間も削らざるを得なかったことに苦労しました。そういったスケジュールに柔軟に対応できるように部活がない日や大会がない期間に勉強時間を多くとるように頑張ってました。
そのために工夫したのは、隙間時間の使い方です。通学時間が片道で1時間ほどあったので、有効に使って勉強していました。通学時間では、行きは英単語をやって、帰りは世界史や日本史の共通テスト対策の一問一答や参考書をやっていました。ただ眠い時は無理してやらずに寝ていました(笑)。
苦手教科について、克服するために工夫したことはありますか?
単純に勉強時間を増やしました。あと自分にとってわかりやすい参考書を見つけました。
時間を増やしたってどうやって?
朝は7時には学校に着いて勉強していたので、ホームルームが始まるまでの1、2時間は必ず苦手教科である英語や世界史をやると決めてやっていました。また、夜寝る前にも苦手教科の参考書を読んで、1つでも単語を暗記してから寝るようにしていました。
お話しを聞いていると、岡部さんは時間を無駄に使うということがないですよね。本当に感心してしまいます!受験舎の授業でも宿題は必ずやってきていたし、こちらから指示しなくても次の授業までに進められる所は自主的にやってくれていましたよね。
では、勉強について「ここは頑張った」と自分をほめてあげたいポイントはありますか?
苦手教科にも逃げずに向き合ったことですね。
岡部さんは勉強に対しストイックに向き合えて、自分を律することに長けていたと本当に思います。
受験期について
受験期にスランプなどはありましたか?
スランプかどうかあまり気にしませんでしたが、共通テストが終わった後の1月はやる気を失ってたと思います。
そうだったんですね。塾ではいつもしっかり勉強に向き合っていたから、そんな風には見えませんでした。どのように対処したの?
泣きながら、母に話を聞いてもらって、すっきりしてから勉強しました。
それはお母さまに感謝ですね。 共通テストでこれはうまくいった!と思うことと、逆にこうすれば良かった…ということがあったら教えてください。
うまくいったことは体調管理です。これは共通テストに限らず、いつも心がけていたことですが、睡眠時間をちゃんととるようにして、最低でも6時間は寝るようにしていました。
こうすれば良かったことは、休み時間が思っていたよりも騒がしかったため、耳栓とかを持って行くべきでした。
確かに岡部さんは講習会などでも他の人が疲れが見えているような時でも、普段と同じように高い集中力で勉強に向かっていて、すごいなあと感心していたのですが、きちんと睡眠を確保していたからこそなんですね。
それでは学芸大の二次試験(面接)はどのような感じでしたか?
面接官はとても優しく、私はすごく緊張していたのですが、面接官の方は「大丈夫ですか。一回深呼吸でもしてくださいね。」と気遣ってくださいました。
最後に
受験が終了した今、一番感謝したい人は誰ですか?
両親です。無事受験ができたのは両親の支えがあったからこそであると思います。
将来の目標・夢は何ですか?
子ども1人1人に寄り添えるスクールカウンセラーになることです。
岡部さんなら子どもと真摯に向き合えるカウンセラーにきっとなれると思います。
最後に後輩にメッセージがあればお願いします。
自分が学びたいことを学べる大学に合格できるように頑張ってください。
岡部さんは、とても真面目で、勉強に手を抜かず、きっちり進めてくれている印象でした。
これから大学に行ってからも、そのままの岡部さんで大学の勉強も含め、いろいろなことに挑戦していってほしいと思います。
本日は、ありがとうございました!