合格者インタビュー
小林桃子さん
いつも一生懸命に
東北大学 工学部 合格
得意な科目:数学
苦手な科目:国語
将来の夢:
人の役に立つようなロボットを作りたい
1日の平均勉強時間:
平日:約4~5時間
休日:約10時間以上
受験を1文字で表すと:挑
高校時代に夢中になったこと:
どれが一番ということは決められないですね。
部活も、課外活動も、勉強も、全部全力で取り組みました。
合格を確認した瞬間の気持ち:
ただただ信じられない気持でした。
小林さんは、AO入試で東北大学工学部に合格されました。改めて合格おめでとうございます。
ありがとうございます。
小林さんがJUKENSHAに通うようになったのは、中学生の時でしたよね。
そうですね、中1の夏からです。
JUKENSHAの中学部について、一番印象に残っていることは何ですか。
高校入試直前の日曜日にJUKENSHAの友達と一緒に塾に来たことを一番覚えています。家にいても緊張するだけだから、塾に来てリラックスしなさいって塾を開けてくれたんですよ。
中学部では毎年やっている、恒例行事みたいなものですね。
塾に来てるのに勉強しないで、他の受験生の友達とおしゃべりしたりご飯食べたりしたのがすごく意外だったというか。でも、そのおかげでリフレッシュして受験にのぞめましたね。
それはよかったです。他に、勉強のことなどで覚えていることはありますか。
英語では、何種類もの教材を使って繰り返し演習してくれたので、基礎をしっかり固めることができたと思います。その経験が高校に入り、他教科を勉強するときにも役立ちましたね。特に私は理系だったので数学、物理、化学はそうやってしっかりと固めた基礎が最後の伸びにつながったと思っています。
他の教科では何かありますか。
数学では公式通りの一つの解き方で満足するのではなく、色々な解法を考えて問題に取り組もうとする姿勢を身につけることができて、高校数学の問題を解くのにとても役立ちました。高校数学の問題は中学数学のように一辺倒な解き方が通用しないことがあるのでこの姿勢を身につけておけたのは本当に良かったと思っています。
高校受験において、JUKENSHAは小林さんにとってどのような役割を果たすことができていましたか。
自分の苦手な分野を、時間をかけてなおしていってくれるというのはもちろんなんですけど、JUKENSHAのアットホームな雰囲気が私にとっての精神的な安定剤になってくれていました。特に、高校受験直前期で不安に襲われたときに先生がかけてくれた温かい言葉は、私の心の支えでした。あと、受験舎では生徒と生徒を競わせるっていうことをしないじゃないですか。だから、他の塾生ではなく自分自身との戦いというか、淡々と勉強に集中できたのは良かったです。
なるほど、小林さんの助けになれていたようでなによりです。では、現在小中学部で勉強している塾生に何かメッセージをお願いします。
小中学校のときは、毎日少しずつでいいので机に向かう習慣をつけておくと高校に入ってからも無理なく勉強できると思います。自分を信じて頑張ってください。
部活活動と大学受験
では、次は高校時代のお話を伺おうと思います。小林さんは高校では放送部に入っていて、全国大会で賞をとるくらい力をいれていましたよね。その活動を通して得た物が勉強に対してプラスになったと思うことはありますか
目の前のことに対していかに集中するか、ということが部活を通して得られたことだと思います。放送の大会では、独りでマイクの前に立って読みを聞かせるんですよ。その時って、緊張したり不安になったりするんですね。そういう時ってだいたい、「賞をとりたいな」とか欲が出てるんです。だから、「目の前の聞いてくれている人たちに自分の声を届けよう」って集中することが、いかに大切かということを学びました。そして、それって勉強でも同じなんだなって気付いて。「いい点をとろう」ではなく、目の前の問題に集中しようとすることが大切だということは部活から学びました。
そうだったんですね。では、次の質問です。大学受験に対するモチベーションを保つために心がけていたことはありますか。
「この大学に行きたい」って考えるようになったきっかけを強く思い出すことですね。私の場合は、高校2年生の時にオープンキャンパスに行ったんですけど、そこで東北大学の学生の方々と話をしたときの高揚感とか、キャンパスの雰囲気とかがそのきっかけでした。
では、小林さんは受験に対して不安を感じたとき、どのように考えてそれを乗り越えましたか。
模試の結果が良くなかった時とかは不安になりました。けど、不安になったところで勉強は進まないし、点数が上がるわけでもないので、結果よりも「どこをどう間違えたのか」を考えるようにしてました。見直しをすることで、できていなかった部分が見えてくるので、不安を感じるよりも「やらなきゃ」っていう気持ちになっていましたね。
なるほど。あと、何か試験を受ける上で気をつけていたことはありますか。
私は、ケアレスミスがすごく多かったので、「最後まで問題文を読むこと」と「問題は何を聞きたいのか、問題で何を聞かれているのか」について、いつも気をつけるようにしていました。ここを外してしまうと正解にたどり着けないじゃないですか。基本的な事ですけど一番見逃しやすいことなのかなと思っています。
小林さんはAO入試で東北大学に合格したわけですが、普通の受験生よりも早く大学が決まりましたよね。それからはどんなことをしていましたか。
合格が決まったのは11月で、それから1月まではセンター試験の勉強をやっていました。大学側に点数を知らせなければいけなかったので、結構本腰を入れて勉強していましたね。そのあとは、大学から大学数学の問題集を渡されていたので、それを主に進めていました。
その期間は自分にとってプラスになったと思いますか。
そうですね、大学の勉強に一足先に入れたのはプラスになったなと思います。大学数学って、高校数学の比じゃないほど難しいんですよ。だから、入学していきなりこれに触れていたらすごく大変だっただろうなと思います。今、AO入試や推薦入試に対するネガティブな意見も多いじゃないですか。でも、私にとってはメリットが大きかったように感じています。
なるほど、合格した後もしっかりと充実した時間を過ごしていたのですね。
iP-Uへの参加
少し話が前後してしまいますけれど、小林さんは宇都宮大学で行われていたiP-U(科学人材育成プログラム)に参加していましたよね。
そうですね、高校1年生から2年生にかけて約1年半参加していました。
そこではどんなことをやっていたのですか。
大学で実際に行っている研究についての講義を聞いたり、あとは自分たちで興味のあることに対して実験を行ったり発表をしたりですね。
それはとても興味深いですね。小林さんはそこでどんな研究をしたのですか。
私は、ロボットを作りました。設計、組立からプログラミングまで全部自分たちでやりました。
それはすごいですね。でも、高校の勉強もやりながら、その研究も進めなければいけなかったんですよね。
はい、だからかなり大変でした。週末にiP-Uがあったので、平日は学校の予習をしたあとにそちらの作業もして。けど、もともと興味のあったことなのでとても充実していたと思います。
その経験は進路を決めるのにも役立ちましたか。
そうですね。iP-Uでいろいろなことを経験して、大学でこんなことをやるんだっていう具体的なイメージが持てるようになりましたね。ただ漠然と「この学部に行きたい」というだけじゃなくて、「こんなことがしたい」って思えるようになりました。その点ではやってよかったと思います。
後輩へのメッセージ
大学受験において受験舎は小林さんにとってどのような役割を果たすことができていたでしょうか。
大学受験の勉強って、自分の得意分野を伸ばすのはもちろんですけど、苦手分野を潰していかなければいけないじゃないですか。勉強をしていく中で、自分の苦手な部分を補完していくのにとても細かくアドバイスをもらえたのがありがたかったです。学校の授業中だと、分からなかったところをすぐに聞くっていうのは無理ですけど、受験舎だと「何で間違えたんだろう」とか「どうしてこれが間違いなのか」みたいなことをすぐに答えてもらえたのでとても助かりました。
では、最後これから大学受験に挑もうとしている後輩たちに何かメッセージをお願いします。
しっかりと睡眠をとるようにしてください、っていうことですかね(笑)。私は本当に寝ないと駄目な人間なんで、どんなに忙しくても7時間は寝るようにしていました。睡眠をしっかりとらないと、体調を崩しやすくなるし勉強の効率も落ちるので、ちゃんと寝ましょう。
ありがとうございました。大学でのご活躍を期待しています。