合格者インタビュー
中山きひろさん
諦めないこと、
自分を信じること
千葉大学 看護学部 合格
得意な科目:生物
苦手な科目:古典
将来の夢:看護師
1日の平均勉強時間:
平日:約5時間
休日:約10時間
受験を1文字で表すと:信
高校時代に夢中になったこと:
友達との交流
合格を確認した瞬間の気持ち:
安堵
中山さんは、1年生の頃から受験舎に通っていたんですよね。
高校に入ってすぐだから、4月から通い始めましたね。
なぜ受験舎で勉強しようと思ったのですか。
私は石橋高校に通っていたので、宇都宮駅から電車で通学していたんです。それで、学校帰りに通える塾はないかな、と探していて。駅に近かったことが第一ですけど、体験授業を受けて個別指導という形式が自分に合っていると思ったので入塾を決めました。
受験舎に通うようになって、これは自分にとってプラスになったな、ということは何かありましたか。
自習室がすごく使いやすかったんで、自習室に通うようになったことですかね。授業のない日でも学校帰りに塾によって自習するようにしていたんです。学校が終わったら電車に乗って、駅から塾に行って、自習して帰る。それが当たり前になって、気が付いたら勉強する習慣が身についていました。日曜日とか、塾が開いていない日でも普通に勉強できるようになっていましたね。
それはすばらしいですね。ちなみに、中山さんはどの教科の授業を受験舎で勉強していたのですか。
数学と英語ですね。
では、数学の授業で何か印象に残っていることがあれば教えてください。
数学は、授業中に先生が定期的に、質問がないか訪ねてくれていたことが印象に残っています。私は、結構「いま質問してもいいのかな?」と躊躇してしまうことが多いんですね。だから、先生の方から声をかけてくれることで、すごく質問がしやすい雰囲気になっていたと思います。そのおかげもあって、疑問点をしっかりと解消してスムーズに数学の勉強を進めることができました。
なるほど。それでは、英語については何か印象に残っていることはありますか。
私の要望を最大限取り入れて授業を進めていってくれたことですね。前に学習した単元の内容が曖昧になる、ってよくあるじゃないですか。私は結構それが気になってしまって、別の単元を勉強していてもうまく集中できないことが割とあったんです。そんな時に先生に相談すると、その気になっている単元をカリキュラムに組み込んでくれて。曖昧になっている部分をはっきりとさせてから先に進むことができたのはありがたかったです。それでも、3年生になって長文問題を解いている時に、「あの文法、どんなだっけ」ってなることが多くて。そんな時でも、しっかりと理解できるまで何度でも解説してくれたことにはとても感謝しています。
諦めなかった受験勉強
中山さんが千葉大学の看護学部を目指そうと思ったのは、いつだったのですか。
高校3年生の夏休みです。
どうしてこの大学を志望しようと思ったのですか。
大学について色々と調べて行く中で、千葉大学の看護学部が国立大学の中で唯一の独立した看護学部だ、っていうことを知ったんですね。それに、歴史もあって日本の看護学で中心的な存在だって。だから、この大学で勉強したいな、って思うようになりました。
しっかりと大学について調べて、志望校を決めたのですね。志望校が決まった後では、なにか勉強に対する取り組みなどで変化はありましたか。
2次試験で必要な教科を重点的に勉強するようになりました。特に、化学は途中式も書かないといけない問題もあったので、普段の勉強から論理的に考えて、「何となく」で演習をしないように意識していました。
受験勉強を進めていると、思うように点数が伸びなかったり、受験に不安を感じたりすることがあると思います。そんな時、中山さんはどのように考えてそれを乗り越えていましたか。
そんな時は、「いつか成績が伸びる日が来る」と考えて勉強を続けていました。実際、夏休み明けくらいに模試の点数が伸びなかった時期があったんですけど、低迷期は私にもいつか来る、と覚悟していたので「絶対に抜け出せる」と自分に言い聞かせて日々勉強に励んでいました。かなり不安を感じていたときもありましたけど、受験舎の先生がよく話を聞いてくれて、大丈夫だって励ましてくれたことが支えになっていたと思います。
そのようにして受験勉強に邁進していたのですね。さて、実際の入試についてもお聞きしたいのですが、まずは共通テストで何か印象に残っていることはありますか。
国語の問題文が緊張で何一つ頭に入ってこなかったことです。社会の試験を受けていた時はそこまでは緊張していなかったんです。多分、社会の配点が高くなかったからだと思うんですけど。でも、国語は配点が高いからちゃんとやらなきゃ、って意識したら途端に緊張してきて。それで、文章が読めていないと思うとさらに焦ってしまって。
それは、他の教科の試験に影響しましたか。
取りあえず、英語に悪影響が出ないように休み時間で集中し直しました。さっきの話じゃないですけど、「悪い時もあれば良い時もある」って考えて普段勉強していたこともあって、そのあたりの切り替えは上手くいきましたね。でも、国語に関しては今までで一番低い点数を取ってしまったような気がして、2日目の試験が終わった後に国語だけ自己採点しちゃいました。
共通テストの結果は、2次試験に向けての勉強に何か影響しましたか。
国語の点数が実際はそれほど低くなくて、結果としては全体的にいい点数が取れていたんです。千葉大学は2次試験の配点の方が高いんですけど、それでもだいぶ安心して2次試験の勉強に取りかかることができました。
2次試験に向けて、塾では英語と生物の授業を行っていましたね。この時期の授業で印象に残っていることは何かありますか。
英語に関しては、過去問を解いていても点数があまり安定しなかったことですかね。点数が取れるときは取れるんですけど、取れない時は本当に取れなくて。それでも、記述問題でどのように答えればいいかを辛抱強く教えてくれたおかげで、最終的にはかなり安定したとは思います。あと、熟語が分からなくて文章が読めなかったケースが多かったので、もっと熟語の勉強をしておけばよかったと後悔しました。
それでは、生物については何かありますか。
記述問題の添削をしてもらったことですね。初めのうちは何を伝えたいのか良く分からない答案を作っていたと思うんですけど、答案を作るにあたって何を軸にすればいいのか、を丁寧に指導してくれたんですね。そのおかげもあって、本番では伝えたいことを簡潔に伝えることができる答案を作れたんじゃないかと思っています。
それが合格へと繋がったのですね。
受験を振り返って
さて、見事志望校に合格したわけですが、受験期を通して「これだけは自分を褒めてあげたい」ということは何かありますか。
1年間、頭のいいクラスメイトしかいない生活によく耐えた、って褒めてあげたいですね。
それは、どういうことでしょうか。
3年生のクラス分けで、一番成績のいいクラスに入ってしまったんです。当然ですけど、みんなすごく勉強ができて。そんなクラスメイトと自分を比べて辛くなることが多かったですね。けれども、そんな中で自分を信じて勉強を続けることができたんで合格できたのだと思います。
なるほど、それは素晴らしいですね。最後に、国立大学や看護学部を目指している後輩たちになにかメッセージをお願いします。
2次試験対策をしている中で、過去問では出題される傾向の少ない単元であっても、一度は必ず触れておくようにしてください。私は実際、試験本番でほとんど触れていない単元が出題されてとても焦りました(笑)。私のように焦らないためにも、問題の出題傾向にこだわりすぎないで、いろいろな可能性を考慮に入れましょう。
本日は、ありがとうございました。