vol.23 アニメ(映画) おおかみこどもの雨と雪

製作 「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会

配給 東宝

監督 細田守

この記事の先生

相羽 寛志 先生

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本作は「時をかける少女」、「サマーウォーズ」に続く細田守監督の作品です。夏になるとよくテレビで放送されるので、「サマーウォーズ」などはご覧になった方も多いのではないでしょうか。前の二作はどちらも高校生を主人公に描かれていましたが、今作はおおかみ男と人間との間に生まれた「雨」と「雪」の物語です。

 

おおかみ男との間にできた子どもたち、それだけでいろいろなドラマがありそうな設定だと思い、期待をしながら見ました。しかし意外なことに観賞して一番意識したのは、人間である「母」でした。さまざまな面を持つ母親の姿。母という存在を再度意識させられる作品でした。実際に「母」という立場のお母様方からすると、また違って視点で見られることかと思います。

 

 もちろん、こどもたち「雪」と「雨」もそれぞれに考えがあり、生き方があります。「雪」と「雨」に視点を移すと、同じような年代の子どもたちと接している身と致しましては、新たに気づかされることがありました。

 

 この作品は、実際に映画館で公開されたとき年齢層を問わず老若男女の方が見に来られたそうです。そのため、この作品はどんな立場の人でも感じる要素があるのではないでしょうか。どのような視点で見るかによって新しい発見が多くありそうな作品です。人によって意見がわかれそうな部分があるものの、私は、また見たくなるそんな作品でした。