vol.22 新課程チャート式数学シリーズ

数研出版
チャート研究所 編著

この記事の先生

小川 智行 先生

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今回ご紹介するのは、高校数学における非常に有名な参考書「チャート式」です。

はじめに、今回のメディアライブラリは、数学を受験で使う高校生に向けた内容となってしまいますことをお詫びいたします。しかしながら、将来高校に進学する小・中学生のみなさんにとっても、ぜひ知っておいていただきたい内容となっておりますので、ご一読いただければ幸いです。

高校時代、私の通っていた学校でもチャート式が生徒全員に配布されていました。分厚く重いチャート式は、長い距離を自転車で通っていた私にとって、非常に邪魔な存在でした。教科書と薄い問題集だけを持って、日々登校していたことを覚えています。次第にその存在を忘れ去られたチャート式は、使われないまま、折り目もつかず、きれいなまま自宅の本棚に並んでいました。

現在、塾で数学を担当する私は、当時のことを非常に悔やんでいます。ここまで良くできた参考書が近くにあったにもかかわらず、その良さに気がつくことができなかったこと。もちろん、努力不足があったのは承知のうえですが、散々な成績に甘んじていたことを。その後、チャート式での自習を通して、受験勉強にリトライし、大学進学を果たし、今では多くの皆さんのがんばりをお手伝いする立場となりました。

本来参考書は、使う人のレベルに合わせて選ぶことが大事なのですが、チャート式は、基本の習得から難関大学入試対策まで、目的に合わせた使い方が出来る点が非常に優れています。数学で特に必要なことは、「とにかく考えてみること」「間違えること」であると思います。その経験が糧となり、その後に生かされます。人生の教訓のような大それた言葉としてではなく、単に「高校での数学」として、ぜひ意識して欲しいと思っています。そして、高校での数学に対し不安や悩みを抱える方たちに、自習用の教材として、このチャート式を強くおススメしたいと思います。

最後にチャート式の冒頭にある文章の一部をご紹介します。

~「考える人」はかっこよくなんかない。失敗ばかりしている。 
でも、失敗からつねに何かを学び、成長をやめない人です。~