ひとりひとりの生徒と向き合う個別指導の実績がある受験舎の先生たちが、子供たちのモチベーションをアップ させるノウハウや、やる気にさせる言葉を親御さんたちへレクチャーします。

其の51 失敗しない塾選び ~学力編②~

この記事の先生

鈴木 克美 先生

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「失敗しない塾選び」目次

Q&A編①Q&A編②Q&A編③学力編①

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今回は学力編②となります。

学力を伸ばす子育て

私は教員時代からとても多くの生徒を見てきました。

特に塾講師になってからは、勉強(学力)という点から生徒を見続けてきました。

 

そんな中で、自分の目標に向かって着実に力を伸ばしていける子もいれば、頑張って勉強しているのにもかかわらず、なかなか思うように成績が伸びない子もいました。

 

当然みなさんも、ご自分のお子さんを前者(着実に力を伸ばしていった)の子のように育てたいとお思いでしょう。そこで、ここでは前者の子供たちに見られるある共通点を挙げてみます。

 

・好奇心が強い

・自立心が旺盛

・失敗を恐れない(目先の点数にこだわらない)

・明るい(おもしろい)

・リーダー性がある

・素直である

・プラス思考である

・他人ときちんと話ができる

などです。

 

また、これらの他にはクラブ活動等何かに熱中している子も多く見られます。

これらは、一朝一夕では身につかないことだと思います。おそらく、その親御さんがそう育てていたのでしょう。

 

しかし、私はカウンセリング等でいつもお話しするのですが、

「思い立ったが吉日!」

今からでもご自分のお子さんに様々なアプローチをしてみてはいかがでしょうか?

決して遅すぎるということはないと思うのです。

 

やる気を出させるには

「やる気を出す」ということについては、たぶんどの時代でも言われ続けてきたことで、一番やっかいなテーマなのではないでしょうか。

 

というのも、これに対する答えはそれこそ十人十色、人それぞれだからなのです。

 

例えば、交換条件(ごほうび)をもらうことで頑張る子もいれば、他人と競争することでファイトを燃やす子もいるのです。

 

大人の場合は、自ら<仕事>や<家庭>や<趣味>等に「やる気」を見出し、充実した生活をしようと心がけていますが、子供の場合、自力で「やる気」を見つけるのは容易ではないはずです。

 

そこで、どうしても親御さんの協力が不可欠になってくるのです。では、親御さんがご自分のお子さんに、幼い頃からしてあげておくと良いことをいくつか挙げてみます。

 

・お子さんが自ら何かをしたいと言わせるように仕向ける

 

・お子さんが自らの意思で行動を起こそうとしたら可能な限り止めない(好奇心を育てる)

 

・お子さんが何かをしたらとにかくすぐ褒める(たとえそれがうまくできなかったとしても)

 

・お子さんの話を最後まできちんと聞く(途中で意見を言わない)

 

・お子さんが自らやりだしたことや、お子さんに頼んだことは必ず最後までやり通させる(達成感を味わわせる)

 

・お子さんが友達と遊んだりしている時などにその様子をよく観察し、親の前では見せないような隠れた個性を発見しておく

 

などが主なものです。

 

こういったことを通して、ご自分のお子さんの特徴を把握しておくと「やる気」を起こさせるきっかけ作りがスムーズになるでしょう。

 

では、お子さんにすぐにでも「やる気」を出してもらいたい場合、親御さんがやってみて損はない一つの例を挙げてみます。

 

→ まず、お子さんがこれまで育ってきた環境を振り返る

→ 次に、お子さんの性格や特徴などから、家族の誰に似ているのかを考える

→ その人が喜ぶ(今までに喜んでいた)場面を想像する

→ その再現を狙って、アプローチしてみる(例えば、褒めるなど)

 

なんだか子供だましのようですが、これが意外とうまくいったりするものなのです。

 

実際、皆さんのご家庭でも、例えばご主人等に何か特別なお願い事をする時などに、結構これに近いことをやっているものです。

 

それが、こと勉強となると、肩に力が入りきつい言い方で「そんなふうでは・・・」とか「勉強しなさい」とかというような直接的な言い方になってしまい、かえって逆効果になってしまうものなのです。

 

ここまで、お子さんに「やる気」を出してもらうための親御さんからのアプローチの方法についてお話してきましたが、何といっても重要なのは、親に言われなくても子供自ら「やる気を出す」ことです。

 

親離れ子離れがしっかりできて、たとえそれが小学生であっても、子供が自主的に行動できている親子の場合、このテーマは無用なのかもしれません。

今回はここまで。

次回(10月1日更新)は「失敗しない塾選び」学力編③(最終回)

「国語の力をつけるには」

をお送りします。お楽しみに。

鈴木 克美