ひとりひとりの生徒と向き合う個別指導の実績がある受験舎の先生たちが、子供たちのモチベーションをアップ させるノウハウや、やる気にさせる言葉を親御さんたちへレクチャーします。

其の49 失敗しない塾選び ~Q&A編③~

この記事の先生

鈴木 克美 先生

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はじめに

今まで多くの講演やカウンセリングをしてきましたが、その中で必ずと言ってもよい程、よく出る質問が、

①   塾についてと

②   子供たちの学力について

の2点でした。

これほどまで塾について、そして学校教育や学力について情報が少ないのかと痛感させられた次第です。

そこで今回、これまでの質問の中から特に多かったものを選び、それに対して私が答える(いわゆるQ&A方式)という形で、コラムを書かせていただきました。

また、学力を伸ばすためのアドバイスも合わせて、ご紹介します。

お子様の将来のために、ささやかなお手伝いができればと思います。

 

 (1)失敗しない塾選びQ&A

第3回(第1回はこちら第2回はこちら

Q5.塾選びのポイントは?

A.

私のところに相談に来られる方の多くがこの質問をされます。塾選びで失敗された経験をお持ちの方は意外に多いようです。

 

そこで私は必ず「誰にでも合う塾など存在しないですよ」と言います。もちろん私の塾にも合わない子はいます。

 

ですから、私は体験入塾をお勧めしています。無料・有料にかかわらず、常時数時間の体験ができるところが良いでしょう。

 

なぜならば、「体験期間の時だけ教え方の上手な先生が教え、いざ入塾したら違う先生で困った。」という経験を耳にしたことがあるからです。

 

そしてその後、入塾するかどうかを最終的に決めるのはやはり生徒自身が良いと思います。本人がやる気を持って勉強するかどうかはその後の成績にも大きくかかわってくるからです。

 

それから、もう一つ重要なことがあります。これは保護者の方が陥りやすい点なのですが、お子さんの将来について何のビジョンも持たずに塾を決めてしまうと失敗しやすいということです。

 

「ここの塾に入れておけば大丈夫」「とにかく○○高校に受かればいい」など、保護者の方が「木を見て森を見ず」の状態になってしまったケースを目にすることも少なくありません。

 

こういった場合、先々一番苦労しているのはお子さん自身のようです。事実、高校受験までは順調だったのに、その後成績が上がらないどころか逆に落ちてしまったというケースを多く目にします。

 

お子さんのことを一番よく理解しているのは何と言っても保護者の方ですから、お子さんと将来についてよく話し合った上で、その子に合う塾を選んであげるのが大切だと思います。

 

 

Q6.学校の勉強で足りないものは?

A.

結論から言うと学校の勉強で足りないものはありません。ただし、これは知識に限った話で、<入試>という観点から見ると足りないものはたくさんあります。

 

スポーツで例えると普段の練習に当たるのが学校教育で身につく知識で、それを試合などで生かすためには練習試合などで実践力を養わなければならず、それが、今の学校教育(今の子供たち)には足りないのです。

 

最近の入試を見ていると、知識力よりも思考力に重きを置く傾向が見受けられます。しかし、今の子供たちはその思考力が年々落ちているように感じられます。

 

したがって、学校だけでなく塾などにおいてその実践力を養う必要がでてくるわけです。もちろん、塾などに通わずとも実践力を身につけることはできます。

 

実際、私たちが中学生だった頃はほとんどの生徒が自分で工夫して勉強していたものです。基本は学校の授業をしっかり聞くことです。

 

(今は授業中に居眠りをする生徒が多いそうです)

(また、学校の授業中に塾の宿題をするなどという本末転倒な生徒もいるそうです)

 

その中で、もろもろの理由で誰かに頼らざるを得ない場合に、初めて塾などの門をたたくのが良いでしょう。この理由については後半の「学力編」でご説明いたします。

 

次回(8月1日号)では、失敗しない塾選び~学力編~をお送りします。

お楽しみに。

鈴木 克美