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其の27 やっぱり日本っていい国だ・・・

この記事の先生

鈴木 克美 先生

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 サッカーのワールドカップもドイツの優勝で幕を閉じました。われらが日本は残念ながらグループリーグで敗退してしまいましたが、私は日本にとって、とてもいい大会であったと思います。というのも、“日本人の日本人らしさ”が世界に向けて発信できたからです。

 

それは、もうすでに皆さんもご承知の通り、日本のサポーターの皆さんが試合後、応援に使っていた青いビニール袋で会場のごみ拾いをしていたことです。ともすれば負け試合だったため、腹いせに逆にごみなどを捨てていってもおかしくないと考えていた外国の方々はとてもビックリしたことでしょう。

 

この精神こそがわが国“ニッポン”の象徴ではないでしょうか?

 

 今大会の隠れMVPは、アルゼンチンのメッシ選手でもなく、開催国において無念のけがで途中退場を余儀なくされたネイマール選手でもなく、私はニッポンのサポーターの皆さんに差し上げたい気持ちでいっぱいです。

 

私たちからすれば喉から手が出るほど欲しいタイトルである準優勝に輝きながら、もしくはベスト4まで進出しながら、母国では暴動が起こり、挙句の果てに略奪までするような国があること自体、私たち日本人にとっては考えられないことです。

 

私たちの国では、試合後渋谷のスクランブル交差点で大騒ぎをする光景がテレビで大々的に報道されるのが関の山で、さらには、それをうまく収めるために街頭に立ってサポーター心理をついたアナウンスをしたDJポリスが褒め称えられるなど、本当に日本という国は<<平和>>だなとつくづく考えさせられました。

 

 しかし、そんな<<平和>>国家が今後もずっと続くのか不安な要素も多少はあります。第一に挙げられるのが“政府”の動きです。短時間の話し合いで集団的自衛権についての<閣議決定>をおこないました。実際、この集団的自衛権について詳しく理解している方は多くはないでしょう。

 

もちろん、このことで日本がすぐさま戦争に加わるということもないと思います。しかし、国民の大半に一抹の不安が残る以上“政府”はやはり国民の大半が納得するような形をとった上で決定していただきたかったと思います。

 

とにもかくにも、一人ひとり国民の命にかかわる問題ですから・・・

 

第二に最近とても不安に思っていることは、私の身の周りだけなのかもしれませんが“大きな声”を出す人が増えてきたように感じることです。ここで言う“大きな声”というのは、例えば耳の不自由な方に対して話しかけるときの“大きな声”など、必要に迫られての場合を言うのではありません。

 

私が気になっている“大きな声”は、ひとつは他人に対して威圧的に発する“大きな声”です。例えば、学校や病院などで、保護者や患者さんが先生や職員の方に対して、自分の主張のみを大声で怒鳴る場面を見かけることが多くなっているような気がしています。

 

わたしは、そういった場面を目にするたびに「大きな声を出しても何も解決しないのに」とか「今自分が出している声が元で、周りの人がどれだけいやな思いをしているか考えないのかなあ」などとついつい思ってしまいます。

 

もちろん、命にかかわることなどでそういった行動に出ることもあるでしょう。しかし、私が目にするのは単に自分中心の考えによるものがほとんどです。デモはあっても暴動まで発展しないこの国が、近い将来他の国々と同じようになってしまうのではと余計な心配をしてしまう昨今です。

 

もうひとつ、気になっている“大きな声”は、若者の話し声が所かまわず大きいということです。バスや電車など公共の乗り物の中、自転車に乗りながら、道路を歩きながらなどでも、とにかく最近の若者は“大きな声”で話す人が多い。いわゆるTPOをわきまえない行動が目立ちます。これは、やはり自分の感情を抑制できない自己中心的な人になる前兆といってもよいのではないでしょうか。

 

もしこのままこのような状態が続くとすると、この<<平和>>国家“ニッポン”は今後どうなってしまうのでしょうか?もしかして、他の国々と同様に一触即発の危険な国になってしまうのではないでしょうか?

 

 日本人のよいところ、日本人が“美徳”としていることは“謙譲の美徳”“和を重んじる心”“思いやりの精神”など数え上げればきりがありません。もちろん、それゆえに外国人から「日本人は本音を言わない」などと批判されることもあるでしょう。しかし、日本人が日本人である以上やはりこれらの“日本人としての美徳”は永遠に守るべきではないでしょうか?

 

 わが愛する国ニッポン!!

 

 これからも老若男女多くの国民が母国日本を愛し続けられること、そして愛し続けることを切に願います。