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其の23 小学5年生はとても大切

この記事の先生

鈴木 克美 先生

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私は、小・中学校を通して最も重要な学年は小学5年生で、その次に重要なのが中学2年生だと思っています。今回は最も重要な小学5年生についてお話します。

 

まず、なぜ小学5年生が最も重要なのか?

それは、小学5年と6年で“基礎学力と人間性”を磨いておくことがその後の中学や高校において学力を伸ばす上での大切な土台となっているからです。

 

では、どうすれば強靭な土台が作れるのか?

それは、主に国語と算数においてテストの点数だけを学力の指標にするのではなく、一つ一つの言葉の意味や、計算などの意味を深く理解しているかを大事にすることです。

 

時々私は子供たちに足し算の意味は?とか分数の意味は?などの質問をします。しかしながら、完璧に答えられる生徒はほとんどいないのが現状です。宇高や宇女高に通う生徒ですら正しく答えられる生徒はそう多くはないのです。

 

つまり、栃木県の場合、高校入試までは点数を取るためだけの勉強でなんとかなってしまうのです。しかし、そこからが実は本番で、栃木県の場合、志望大学合格のためには高校3年間でかなり成績を伸ばす必要があります。

 

 

そして、それを可能にするのが、初めにお話した“基礎学力と人間性”なのです。ですが残念なことにそれらは一朝一夕には身につきません。ですから、最も重要な学年がそれらの基礎を形作る小学生その中でもとりわけ5年生なのです。

 

集団生活に慣れる1・2年生、自我が芽生え多少言動に生意気さが見られる3・4年生、そして軌道修正をしながら自分らしさを見つけ出しその後の人格の基礎をも形成する5・6年生。人間性だけでなく、勉強においても特に算数などは高校入試レベルの基礎となる文章問題などを特にこの2年間で学習するのです。

 

よく耳にする言葉に「国語のできる子は算数・数学ができる。また算数・数学のできる子は国語もできる」というのがあります。つまり、国語で物語文や小説文を通して“他人の感情や行き方に触れ”また説明文や論説文などを通して“物事を論理的に考えようとする習慣を身につける”ことによって算数や数学ができるようになり、そしてその逆も言えるということなのです。

 

もちろんこれらは単に勉強をしただけでは身につきません。そこにはそれらのことを理解しようとする心が育っていなければなりません。せめて高校入学までにはこの“基礎学力と素直な心で物事を見つめることのできる人間性”を身につけておきたいものです。

 

新年度を迎え新たな出発をした皆さんがさらに大きく成長されることを祈っています。