ひとりひとりの生徒と向き合う個別指導の実績がある受験舎の先生たちが、子供たちのモチベーションをアップ させるノウハウや、やる気にさせる言葉を親御さんたちへレクチャーします。

其の21 子供達に残したい心

この記事の先生

鈴木 克美 先生

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「わたしが大切にしたいと思っているものをともに大切に思ってくれる伴侶を得ました。」

この言葉は、昨年12月23日80歳のお誕生日を前に天皇陛下が話されたお言葉の中の一節です。

わたしは<この言葉><この“心“>こそ、現代のわたしたちが決して忘れてはいけないもの、そして未来の子供たちにきちんと伝えていかなければいけないものだと思います。

そういえば、先日俳優の三浦春馬さんがある番組で、理想のタイプは?と聞かれ「きれいなものを純粋にきれいだなあと思える心。他人がおもしろいね、いい作品だねって言っているものに対してそれを解ってあげられる心を持った人」とおっしゃっていました。

また、三浦さんはこういった心をある僧侶の言葉から「「心を感じる心」」と言われていました。

ある時期から自己中心的で周りのことを気にせず、発言や行動をしてしまう人(K・Y…空気読めない)が増加しています。たしかに今の日本は、ネット社会化にともない、構造が複雑化し、そして自分ひとりで何でも便利にできてしまいます。つまり、他人のことをあまり気にしなくても特に困ること無くやっていけてしまう世の中なのです。

その結果、“血の通わない人間関係”や“心をともなわない人間関係”が多く出来上がってしまっています。

しかし、これらの人間関係が良いと思っている人は多くはないでしょう。

そんな今だからこそわたしたちは、陛下が言われたように、そして三浦春馬さんがある僧侶から言われたように“”他人の心を感じる心の美しさ“”を伝え、育てていかなければならないのではないでしょうか。

最後に、わたしの好きな歌を贈らせていただきます。

身をけずり
人に尽くさん
すりこぎの 
その味知れる
人ぞ尊し

これは、福井県の永平寺に飾られている大きな擂粉木の説明の際に詠まれる歌です。

意味は、「他の人のために一生懸命努力している人の労苦を感じ取り、そのことへの感謝の気持ちを持てる・・・そんな人が尊い」ということです。

私自身、そんな“擂粉木のお陰”が感じ取れる人間でありたいと思います。